基礎代謝量(BMR)は、生命維持に必要な最小限のエネルギー消費量です。 これに日常生活での活動量や運動による消費を加えることで、1日の総消費カロリー(TDEE)が算出されます。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、身体活動レベル(PAL)は以下の3段階に分類されます:
活動レベル | PAL値 | 生活内容 |
---|---|---|
低い | 1.50 | 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心 |
ふつう | 1.75 | 座位中心だが、職場での移動や立位での作業を含む |
高い | 2.00 | 移動や立位の多い仕事、または定期的な運動習慣がある |
国立健康・栄養研究所のデータによると、職業による1日のエネルギー消費量は以下のように分類されます:
職業タイプ | 活動係数 | 職種例 |
---|---|---|
デスクワーク | 1.2-1.3 | 事務職、プログラマー |
軽作業 | 1.4-1.6 | 教師、看護師、販売員 |
中程度の作業 | 1.7-1.9 | 配達員、調理師 |
重労働 | 2.0-2.4 | 建設作業員、農作業者 |
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」によると、身体活動量の増加は以下の健康効果をもたらします: