RM計算機

1RM(One Repetition Maximum、最大挙上重量)を自動計算する計算機です。実際の挙上重量と回数から1RMを推定し、トレーニング強度表を表示します。筋力トレーニング、パワーリフティング、ウエイトリフティング、フィットネスに最適です。目標重量の計算にも対応し、効果的なトレーニングプログラムの設計をサポートします。

はじめに - 1RMとは?

1RM(One Repetition Maximum)は、 正しいフォームで1回だけ挙上できる最大重量のことです。 筋力トレーニングにおける最も基本的な指標で、個人の筋力レベルを客観的に評価し、 トレーニングプログラムの強度を設定するために使用されます。

直接1RMを測定することは怪我のリスクがあるため、通常は複数回挙上できる重量から 数式を使って推定します。この計算機では、Epley、Brzycki、Lander、Lombardi、O'Connerなど、 複数の信頼性の高い公式を使用して1RMを推定します。

計算タイプ選択

1RM計算

実際に挙げた重量

挙げた回数(1-20回)

1RMとは?

1RM(One Repetition Maximum)は、 正しいフォームで1回だけ挙上できる最大重量のことです。 筋力トレーニングにおける基本的な指標で、トレーニングプログラムの設計に使用されます。

1RMの活用方法

  • トレーニング強度の設定: 目標に応じた適切な重量を決定
  • 進捗の測定: 筋力向上を客観的に評価
  • プログラム設計: ピリオダイゼーションの基準
  • 競技記録: パワーリフティング、ウエイトリフティング

1RMの基礎知識

1RM推定公式

代表的な1RM推定公式は以下の通りです:

Epley式: 1RM = 重量 × (1 + 回数/30)

Brzycki式: 1RM = 重量 / (1.0278 - 0.0278 × 回数)

Lander式: 1RM = 100 × 重量 / (101.3 - 2.67123 × 回数)

Lombardi式: 1RM = 重量 × 回数^0.10

O'Conner式: 1RM = 重量 × (1 + 回数/40)

トレーニング強度の目安

%1RM回数目安主な効果セット数
100%1回最大筋力(競技用)1-2セット
90-95%2-4回筋力向上3-5セット
80-90%5-8回筋力・筋肥大3-4セット
75-85%8-12回筋肥大(最適)3-4セット
65-75%12-20回筋持久力2-3セット

1RM測定の注意点

  • 初心者は直接測定せず、推定式を使用する
  • 測定前は十分なウォームアップを行う
  • 正しいフォームを維持できる範囲で行う
  • 補助者(スポッター)をつける
  • 体調の良い日に測定する
  • 3-6ヶ月ごとに再測定して進捗を確認

日本におけるフィットネスと筋力トレーニング

フィットネス産業の市場規模

経済産業省の「特定サービス産業実態調査」(令和4年度)によると、 日本のフィットネスクラブ業界の市場規模は:

  • 市場規模: 約4,200億円(2022年)
  • 施設数: 約4,500店舗
  • 会員数: 約480万人
  • 人口比率: 約3.8%(成人人口の約4%)

コロナ禍を経て、24時間営業のジムやパーソナルトレーニング施設が増加し、 2023年以降は回復傾向にあります。

経済産業省 →

筋力トレーニングの実施状況

スポーツ庁の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」(令和4年度)によると:

  • 週1回以上筋トレを実施: 成人の約15%
  • 男性20-40代: 約20%が定期的に実施
  • 女性20-30代: 約12%が定期的に実施
  • 自宅でのトレーニング: 約60%(コロナ禍で増加)

近年、健康志向の高まりとSNSの影響により、 特に若年層の筋力トレーニング実施率が増加傾向にあります。

スポーツ庁「スポーツの実施状況等に関する世論調査」 →

パワーリフティング競技人口

日本パワーリフティング協会(JPA)の統計(2023年)によると:

  • 登録選手数: 約2,500名
  • 年間大会数: 約80大会
  • 女性選手比率: 約25%(増加傾向)
  • ジュニア選手(18歳以下): 約300名

パワーリフティングは、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの 3種目の1RMの合計を競う競技で、近年は若年層や女性の参加が増加しています。

日本パワーリフティング協会 →

トレーニング指導者資格

日本では、筋力トレーニング指導に関する複数の資格制度があります:

  • NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー): 約15,000名
  • NSCA-CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト): 約3,500名
  • JATI-ATI(認定トレーニング指導者): 約15,000名
  • 健康運動指導士(厚生労働大臣認定): 約48,000名

これらの資格では、1RMの測定方法やトレーニングプログラムの設計が 重要な学習項目となっています。

日本人の平均的な筋力データ

国立スポーツ科学センター(JISS)の研究データによると、 一般成人の主要種目の平均的な1RM目安は:

男性(体重70kg想定)

  • ベンチプレス: 初心者 40-50kg、中級者 70-80kg、上級者 100kg以上
  • スクワット: 初心者 50-60kg、中級者 90-100kg、上級者 140kg以上
  • デッドリフト: 初心者 60-70kg、中級者 100-110kg、上級者 160kg以上

女性(体重55kg想定)

  • ベンチプレス: 初心者 20-25kg、中級者 35-40kg、上級者 50kg以上
  • スクワット: 初心者 30-35kg、中級者 50-55kg、上級者 75kg以上
  • デッドリフト: 初心者 35-40kg、中級者 60-65kg、上級者 90kg以上

※体重、年齢、トレーニング歴により大きく変動します

高齢者の筋力トレーニング

厚生労働省の「健康日本21(第三次)」では、 高齢者の筋力維持・向上が重点項目とされています:

  • 65歳以上の運動実施率目標: 70%以上
  • サルコペニア(筋肉減少症)予防の重要性
  • 週2回以上の筋力トレーニング推奨
  • 自重トレーニングからの段階的な負荷増加

高齢者の場合、1RMではなく10-15RMなど、より安全な強度での トレーニングが推奨されています。

厚生労働省「健康日本21」 →

プロテイン・サプリメント市場

富士経済の調査(2023年)によると、 日本のスポーツ栄養食品市場は:

  • 市場規模: 約1,100億円(2022年)
  • プロテイン市場: 約650億円(前年比110%成長)
  • 主な購入層: 20-40代男性が約60%
  • 女性向け商品: 急成長中(前年比120%)

筋力トレーニングの普及に伴い、プロテインやアミノ酸サプリメントの 需要が急増しています。

オンラインフィットネスの普及

コロナ禍以降、オンラインフィットネスサービスが急成長しています:

  • オンラインフィットネス利用者: 約200万人(2023年)
  • 主なサービス: LEAN BODY、SOELU、WEBGYM など
  • パーソナルオンライントレーニング: 月額1-3万円
  • トレーニングアプリのダウンロード数: 累計1,000万超

オンラインサービスでも、1RMを基準としたトレーニングプログラムが 提供されることが一般的です。

学校教育での筋力トレーニング

文部科学省の学習指導要領(高等学校 保健体育)では、 筋力・筋持久力の向上が学習内容に含まれています:

  • 体力テストでの筋力・筋持久力測定
  • 自重トレーニングの指導
  • 部活動での補強トレーニング
  • トレーニング理論の学習

一部の高校では、ウエイトトレーニング施設を備え、 専門的な指導を行っているところもあります。

1RMを活用したトレーニングプログラム例

初心者向けプログラム(筋肥大目的)

  • 強度: 70-75% 1RM
  • 回数: 10-12回
  • セット数: 3セット
  • 頻度: 週2-3回
  • インターバル: 60-90秒

中級者向けプログラム(筋力向上)

  • 強度: 85-90% 1RM
  • 回数: 4-6回
  • セット数: 4-5セット
  • 頻度: 週3-4回
  • インターバル: 3-5分

ピリオダイゼーション(期分け)の例

準備期(4週間)

65-70% 1RM × 12-15回 × 3セット

筋肥大期(6週間)

75-80% 1RM × 8-10回 × 4セット

筋力期(4週間)

85-90% 1RM × 4-6回 × 5セット

ピーク期(2週間)

90-95% 1RM × 2-3回 × 3セット

よくある質問 (FAQ)

1RMは直接測定すべきですか?

初心者の場合、直接測定は怪我のリスクがあるため推奨されません。 5-10回程度挙上できる重量から推定式で計算する方が安全です。 中級者以上で、正しいフォームが身についている場合のみ、 補助者(スポッター)をつけて慎重に測定してください。

どの公式が最も正確ですか?

Epley式とBrzycki式が最も広く使用され、信頼性が高いとされています。 ただし、回数が10回を超えると誤差が大きくなる傾向があります。 最も正確な推定のためには、3-5回挙上できる重量で測定することを推奨します。 この計算機では複数の公式の平均値を表示しています。

1RMはどのくらいの頻度で測定すべき?

3-6ヶ月ごとの測定が一般的です。頻繁すぎる測定は身体への負担が大きく、 怪我のリスクが高まります。また、1RMの向上には時間がかかるため、 短期間での測定は意味がありません。日常のトレーニングでは、 8-10回できる重量(約80% 1RM)で進捗を確認することをお勧めします。

筋肥大が目的の場合、何%1RMでトレーニングすべき?

筋肥大(筋肉を大きくする)には、75-85% 1RMの強度が最も効果的とされています。 具体的には、8-12回できる重量で3-4セット行うのが標準的です。 この強度では、筋肉に十分な刺激を与えつつ、 怪我のリスクを抑えることができます。

女性も1RMを測定すべきですか?

はい、性別に関わらず1RMは有用な指標です。 女性の場合も同じ公式と強度設定が使用できます。 ただし、初心者の場合は直接測定を避け、推定式を使用してください。 近年、女性のウエイトトレーニング実施者が増加しており、 適切な強度設定のために1RMの把握が重要になっています。

1RMが伸び悩んでいます。どうすればいい?

プラトー(停滞期)は誰にでも訪れます。対策として: ①プログラムの変更(ピリオダイゼーション)、②十分な栄養摂取(特にタンパク質)、 ③適切な休養(週1-2日の完全休養日)、④フォームの見直し、 ⑤補助種目の追加、などが効果的です。 無理に重量を増やすと怪我のリスクが高まるため、焦らず計画的に進めてください。

参考資料とリンク