失業保険手取り計算機

退職後にもらえる失業保険(基本手当)の手取り額を計算します。月給、勤続年数、年齢、退職理由を入力するだけで、日額、支給総額、税金などを自動計算。退職後の生活設計に役立つ無料ツールです。

はじめに - 失業保険とは?

失業保険(正式名称:雇用保険の基本手当)は、働く意思と能力があるにもかかわらず職業に就くことができない方が、 再就職するまでの生活を安定させるために支給される給付金です。失業給付 計算は、退職前の賃金や勤続年数、 年齢、退職理由によって異なり、失業保険 シミュレーションを行うことで、受給できる金額の目安を知ることができます。

失業保険 計算方法は複雑ですが、この計算機を使えば簡単に失業保険 手取り額を試算できます。 退職を検討している方や、すでに退職した方の生活設計に役立つツールとなっています。

失業保険の計算方法と計算式

失業保険 計算式は以下の通りです:

  1. 賃金日額 = 退職前6ヶ月の賃金合計 ÷ 180日
  2. 基本手当日額 = 賃金日額 × 給付率(45%~80%)
  3. 支給総額 = 基本手当日額 × 所定給付日数

例:月給30万円、勤続5年、45歳、会社都合退職の場合、失業保険 計算例として、 賃金日額は約10,000円、給付率は約50~60%、所定給付日数は180日となり、 基本手当日額は約5,000~6,000円、支給総額は約90万~108万円となります。

給付率と所定給付日数

給付率

給付率は年齢と賃金日額によって変わります:

  • 60歳未満:賃金日額に応じて45%~80%
  • 60歳以上65歳未満:賃金日額に応じて45%~80%(異なる計算表を使用)

賃金日額が低いほど給付率は高くなります。これは低所得者への配慮として設計されています。

所定給付日数

所定給付日数は、退職理由と被保険者であった期間(勤続年数)、年齢によって決まります:

  • 一般の離職者(自己都合退職など):90日~150日
  • 特定受給資格者(会社都合の退職など):90日~330日
  • 特定理由離職者(契約期間満了など):90日~330日

年齢が高く、勤続年数が長いほど所定給付日数は長くなる傾向があります。 詳しくはハローワーク公式サイトをご確認ください。

対象別の失業保険ガイド

自己都合退職の場合

失業保険 自己都合の場合、給付制限があります。具体的には、退職後3ヶ月間は失業保険が支給されません。 また、所定給付日数も会社都合退職に比べて短くなります。ただし、特定の理由(セクハラ・パワハラ、長時間労働など)がある場合は、特定理由離職者として扱われ、給付制限がなくなる可能性があります。

会社都合退職の場合

失業保険 会社都合の場合、給付制限なく退職後すぐに(7日間の待機期間後)失業保険を受給できます。 また、所定給付日数も自己都合退職に比べて長くなります。倒産、解雇、雇止めなどが該当します。

高齢者の場合

失業保険 高齢者の場合、65歳以上の方は「高年齢求職者給付金」という別の制度が適用されます。 一時金として、被保険者であった期間に応じて、基本手当日額の30日分~50日分が支給されます。

失業保険の申請方法

失業保険を受給するには、以下の手続きが必要です:

  1. 退職後、住所地を管轄するハローワークで求職申込みを行う
  2. 雇用保険被保険者離職票(会社から交付)を提出する
  3. 失業認定日に失業認定申告書を提出する
  4. 7日間の待機期間後、原則として4週間ごとに失業認定を受ける

申請に必要な書類:

  • 雇用保険被保険者離職票-1、2(会社から交付)
  • マイナンバーカードまたは通知カード
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 写真2枚(最近の正面上半身、縦3.0cm×横2.5cm)
  • 本人名義の預金通帳またはキャッシュカード

詳細は厚生労働省の公式サイトまたは最寄りのハローワークにお問い合わせください。

注意事項

この計算機は、あくまで概算を計算するためのものです。実際の給付額は、 ハローワークでの正式な計算によって決定されます。また、退職理由や在職中の賃金、 勤続年数などによって給付額や給付期間が変わりますので、詳細はハローワークにご確認ください。

また、失業保険を受給中に収入を得た場合は、その旨をハローワークに申告する必要があります。 申告せずに収入を得た場合、不正受給として処罰の対象となる可能性があります。

失業保険 税金については、基本手当は所得税の課税対象となりますが、 一定額以下の場合は非課税となります。また、住民税は翌年に課税されます。 この計算機では、概算の税額を計算していますが、実際の税額は個人の状況によって異なります。