約数計算機

正の整数を入力するだけで、その数のすべての約数を自動計算します。約数の個数、一覧表示、真約数の和、完全数・過剰数・不足数の判定、素数判定など、数学の学習や研究に役立つ機能を備えています。

はじめに - 約数とは?

約数計算機は、正の整数を入力すると、その数を割り切ることができるすべての整数(約数)を自動的に計算するツールです。約数 計算機を使うことで、約数の個数や一覧を瞬時に確認できます。

約数(やくすう)とは、ある整数を割り切ることができる整数のことです。例えば、12の約数は1, 2, 3, 4, 6, 12の6個です。約数は因数(いんすう)とも呼ばれ、数学の基本的な概念として、算数・数学教育において重要な役割を果たしています。

計算結果

入力した数
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約数の個数
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約数の一覧
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真約数(自分自身を除く)
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真約数の和
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数の種類
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約数について

約数とは、ある整数を割り切ることができる整数のことです。 例えば、12の約数は1, 2, 3, 4, 6, 12となります。

用語解説

  • 真約数:その数自身を除いたすべての約数
  • 完全数:真約数の和が自分自身と等しい数(例:6 = 1 + 2 + 3)
  • 不足数(欠損数):真約数の和が自分自身より小さい数
  • 過剰数:真約数の和が自分自身より大きい数
  • 素数:1と自分自身以外に約数を持たない自然数(2以上)

約数の計算方法と具体例

約数を求めるには、1からその数自身まで順番に割り算を行い、割り切れる数を見つけます。

計算例1:24の約数

24を1から24まで順番に割ってみます:

  • 24 ÷ 1 = 24(割り切れる)→ 1は約数
  • 24 ÷ 2 = 12(割り切れる)→ 2は約数
  • 24 ÷ 3 = 8(割り切れる)→ 3は約数
  • 24 ÷ 4 = 6(割り切れる)→ 4は約数
  • 24 ÷ 5 = 4.8(割り切れない)
  • 24 ÷ 6 = 4(割り切れる)→ 6は約数
  • 24 ÷ 8 = 3(割り切れる)→ 8は約数
  • 24 ÷ 12 = 2(割り切れる)→ 12は約数
  • 24 ÷ 24 = 1(割り切れる)→ 24は約数

したがって、24の約数は1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24の8個です。

計算例2:完全数6の約数

6の約数:1, 2, 3, 6
真約数(6を除く):1, 2, 3
真約数の和:1 + 2 + 3 = 6

真約数の和が自分自身と等しいので、6は完全数です。完全数は古代ギリシャ時代から研究されており、数学史において重要な概念です。

数の分類と特徴

1. 完全数(かんぜんすう)

真約数の和が自分自身と等しい数を完全数といいます。文部科学省の学習指導要領解説では、完全数は数学的思考力を養う題材として紹介されています。

最初の4つの完全数

  • 6 = 1 + 2 + 3
  • 28 = 1 + 2 + 4 + 7 + 14
  • 496 = 1 + 2 + 4 + 8 + 16 + 31 + 62 + 124 + 248
  • 8,128

完全数は非常に稀で、5番目の完全数は33,550,336です。2024年現在、51個の完全数が発見されています。

2. 過剰数(かじょうすう)

真約数の和が自分自身より大きい数を過剰数といいます。最小の過剰数は12です。

例:12の真約数は1, 2, 3, 4, 6で、その和は1 + 2 + 3 + 4 + 6 = 16 > 12

3. 不足数(ふそくすう)・欠損数(けっそんすう)

真約数の和が自分自身より小さい数を不足数または欠損数といいます。素数はすべて不足数です。

例:8の真約数は1, 2, 4で、その和は1 + 2 + 4 = 7 < 8

4. 素数(そすう)

1と自分自身以外に約数を持たない自然数(2以上)を素数といいます。素数は数論の基本であり、暗号理論などにも応用されています。日本数学会の研究によれば、素数の研究は現代数学の最重要テーマの一つです。

100以下の素数(25個)

2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97

日本の算数・数学教育における約数

文部科学省の学習指導要領では、約数の概念は小学校5年生で学習します。約数の理解は、以下のような数学的思考力の基礎となります。詳しくはこちら(文部科学省)→

学習指導要領における約数の扱い

  • 小学5年生:約数と倍数の概念を学習。偶数・奇数、公約数・最大公約数を理解
  • 小学6年生:約数を用いた分数の約分・通分
  • 中学1年生:素因数分解と約数の関係
  • 中学3年生以降:約数を用いた整数論の基礎

約数の実生活への応用

国立教育政策研究所の調査によれば、約数の概念は以下のような実生活の場面で活用されています:

  • 物を等分に分ける場面(24個のお菓子を何人で分けられるか)
  • 長方形の面積から可能な縦横の長さを求める場面
  • 最大公約数を使った約分の計算
  • スケジュール調整(複数の周期が重なるタイミングの計算)

出典:国立教育政策研究所「TIMSS調査」および文部科学省「全国学力・学習状況調査」

約数の個数を求める公式

素因数分解を用いると、約数の個数を効率的に計算できます。この方法は中学数学で学習する内容で、大学入試でもよく出題されます。

公式

数Nを素因数分解して N = p₁^a₁ × p₂^a₂ × ... × pₙ^aₙ と表したとき、
約数の個数 = (a₁ + 1) × (a₂ + 1) × ... × (aₙ + 1)

例:72の約数の個数

72を素因数分解すると:72 = 2³ × 3²

約数の個数 = (3 + 1) × (2 + 1) = 4 × 3 = 12個

実際に確認すると、72の約数は:1, 2, 3, 4, 6, 8, 9, 12, 18, 24, 36, 72の12個

代表的な数の約数一覧

よく使われる数の約数を一覧表にまとめました。学習や計算の参考にご活用ください。

約数の個数約数分類
64個1, 2, 3, 6完全数
126個1, 2, 3, 4, 6, 12過剰数
248個1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24過剰数
286個1, 2, 4, 7, 14, 28完全数
369個1, 2, 3, 4, 6, 9, 12, 18, 36過剰数
6012個1, 2, 3, 4, 5, 6, 10, 12, 15, 20, 30, 60過剰数
1009個1, 2, 4, 5, 10, 20, 25, 50, 100過剰数

よくある質問 (FAQ)

約数計算機とは何ですか?

約数計算機は、正の整数を入力すると、その数のすべての約数を自動的に計算して一覧表示するツールです。約数の個数、真約数の和、数の分類(完全数・過剰数・不足数)、素数判定なども同時に行います。

約数と因数の違いは何ですか?

約数と因数は基本的に同じ意味で使われますが、「約数」は割り算の観点から、「因数」は掛け算の観点から見た呼び方です。例えば、12÷3=4なので3は12の約数であり、12=3×4なので3は12の因数です。

完全数とは何ですか?

完全数とは、自分自身を除くすべての約数(真約数)の和が、その数自身と等しくなる数のことです。例えば、6の真約数は1, 2, 3で、1+2+3=6となるため、6は完全数です。次の完全数は28です。

約数の個数を素早く求める方法はありますか?

素因数分解を使うと効率的です。数を素因数分解して N = p₁^a₁ × p₂^a₂ × ... と表したとき、約数の個数は (a₁+1)×(a₂+1)×... で求められます。例えば、72=2³×3² なので、約数の個数は (3+1)×(2+1)=12個です。

1は約数に含まれますか?

はい、1はすべての正の整数の約数です。また、どんな数でもその数自身が約数となります。例えば、7の約数は1と7の2つだけで、これを素数といいます。

約数は算数・数学のどの学年で習いますか?

文部科学省の学習指導要領では、約数の概念は小学5年生で学習します。最大公約数や素因数分解などの関連内容は、小学6年生から中学1年生にかけて段階的に学びます。